帝国の勃興時代
銀河系の歴史上、もっとも有名で強力なジェダイ・マスターのひとり。種族系統は不明だが、性別は男性。優れた洞察力と深い知恵を持ち、ライトセーバーの技術にも熟練していた。彼は豊富な経験を重ね、フォースの道をきわめるために銀河を旅し、他のジェダイ・マスターにはない直感力を授かっていた。ほぼ9世紀に及ぶ生涯において、800年はフォースの道を授ける厳しい指導者として生きている。
ジェダイの中でも特に強力なフォースを持つヨーダや、剣技に優れたメイス・ウィンドゥなど他のジェダイに比べて大きく突出した能力は無いが、代わりに弱点といえる弱点が存在せずバランスよく全ての能力に優れている。
アナキンがシスに寝返りかつての弟子であり、愛する弟でもあるアナキンを始末するという、ジェダイとして最も非情な任務を果たした。しかし自らの手でとどめを刺す事はできず、三肢を斬り落とされ憎悪に満ちたアナキンが溶岩で焼かれるのを断腸の思いで振り切ったオビ=ワンは、アナキンのライトセーバーを拾うと力なくムスタファーを去った。
しかしアナキンは生きており暗黒卿ダース・ベイダーと化していた。
クワイ=ガン・ジンが“選ばれし者”として見出した少年で、非常に強いフォースを持っている。フォースを生み出すミディ・クロリアンも、ヨーダを超える値を記録した。
有り余る才能を持つ一方で、その激しい感情に駆られやすく、冷静な判断が取れないため、物事を性急に独力で解決しようとしたり、傲慢に陥りやすく、ダース・シディアスの様な奸智に長けた者に騙されやすい要因になっている。
最終的にダース・シディアスの誘惑に屈してダークサイドに堕ちてしまう。その際ダース・ベイダーというシスとしての名を与えられ、銀河帝国皇帝となったシディアスの側近となる。
オビ=ワンの師。
オビ=ワンと息のあったコンビネーションでダース・モールと戦うが、二対一という優位にもかかわらずモールを仕留めるには至らず、さらに途中でオビ=ワンと切り離され、一対一の戦いで腹部を貫かれ敗北、致命傷を負ってしまった。その後、ダース・モールはオビ=ワンが撃破。クワイ=ガンは、アナキンにジェダイの訓練を受けさせることをオビ=ワンに約束させ、息を引き取る。
ジェダイ・マスターのなかでもヨーダにならび尊敬されるジェダイ評議会の長。またジェダイの騎士のなかで最高峰の剣術を習得した実力者の一人でもある。
規律に厳しく冷静な判断を行うことで知られる。強大な戦闘能力を持ちながら、平和主義を重んじる人柄。元老院議会や議長のオフィスにも足繁く通い意思の疎通を図り、「政治」とジェダイ騎士団のパイプ役としても、その外交術を活かした。
惑星スリア出身のエイリアン種族で、縦長の頭と二つの脳を持つスリアンのジェダイ・マスターであり、ジェダイ評議会のメンバーでもある。ジェダイ評議会のメンバーの中では非常に重要な地位にある。
オーダー66により同行していたクローン・コマンダーバカラと、部下のクローン・トルーパー特殊部隊ギャラクティック・マリーンによって寒冷な気候の惑星、マイギートーでの戦闘の最中に殺害された。
パダワンの頃はヨーダの下で修行を行った。また、フォースによって鋭いくちばしと爪を持つ大きな鳥を召喚する事が出来る。スリアでは男性が不足しているため、ジェダイとしては例外的に結婚を認められており、数人の妻と数人の子供がいる。
惑星ドーリン出身のエイリアン種族である。ジェダイ・マスターであり、ジェダイ評議会のメンバーでもある。故郷である惑星ドーリンの空気成分は他の惑星とは全く異なっているため、常に特殊なマスクとゴーグルを装着している。
オーダー66で、同行していたクローン・トルーパーによって搭乗機ジェダイ・スターファイターは撃墜され、爆散する愛機と運命を共にした。
かつてクワイ=ガン・ジンとは同志の間柄であったため、クワイ=ガンがジェダイ評議会のメンバー入りを果たす事を誰よりも望んでいた。
黄緑色の肌をしたノートランと呼ばれるエイリアン種族のジェダイ・マスター。後頭部の沢山の触角と、黒い大きな目玉が特徴的である。
またナダール・ヴェブを弟子として持っていたが、ガンレイ総督探索の際にグリーヴァスの策略で殺されたため、失っている。
クローン大戦末期、シスの暗黒卿ダース・シディアスの正体が元老院最高議長パルパティーンだと判明した際には、メイス・ウィンドゥの招集に応じてセイシー・ティン、エージェン・コーラーと共に逮捕に向かった。しかし本性をあらわしたシス卿には歯が立たず、その場でエージェンやセイシーと共に返り討ちにあい、虚しく亡骸を晒す事になってしまった。
イクトッチィという種族。
頭部から二本の角が下向きに突き出ており、凶眼。外見だけ見れば、悪役としか思えない。 孤独を愛するジェダイであり、1人の弟子も持ったことはない。
メイス・ウィンドゥがパルパティーン(ダース・シディアス)を逮捕しに行くシーンに、キット・フィストー、エージェン・コーラーとともに同行するも、一撃で斬り殺された。
ザブラクという種族のジェダイ・マスターであり、シスのダース・モールとは同族である。
メイスらと共にパルパティーン拘束のために動いたが、本性を現したダース・シディアス卿の奇抜な戦法の前に隙を見せてしまい、即死。
ザブラク(種族名)のジェダイであり、ジェダイ評議会の一人。
元々はジオノーシスの戦いの最中、ドロイド軍に搭乗機ごと撃墜されて戦死したと設定されていた。そのため劇中でイースがライトセーバーを使って活躍するシーンは見ることができないが、アニメ『クローン・ウォーズ』ではジオノーシスの戦いを生き延びたという設定に変更されており、共和国軍の将軍として戦う姿が描かれており、片腕を負傷しながらグリーヴァスと対決するという活躍をした。
ジェダイ・マスター・プロ・クーンによってジェダイとしての素質を認められ、3歳の時にコルサントのジェダイ聖堂へと連れてこられた。そして、14歳の時にヨーダの意向でアナキン・スカイウォーカーのパダワンとなった。アナキンは当初アソーカを弟子と認めなかったが、クリストフシスの戦いで共に戦った事により、彼女が自分と同じ性格の持ち主であると知ると彼女を認め、以後行動を共にするようになる。
ミリアランの女性ヒューマノイドで顎に刺繍をしている風変わりなジェダイ・マスターである。共和国、評議会からも信頼も厚く有能な予言者であった。弟子のバリス・オフィーとは息がピッタリのライトセーバー戦を繰り広げ、ジオノーシスの戦いを生き延びた。
ルミナーラはキャッシークへ派遣されバリスはフェルーシアに任務に就き、再会を果たさぬままオーダー66の犠牲者となった。信頼していたトルーパー部隊に四方八方からのブラスター・ライフルの一斉射撃を浴びフォースと共になるのだった。
絶大な信頼関係をもつ師のルミナーラ・アンドゥリィとは同じミリアランの種族。強力な治癒能力を持っていたことから治療者サークルにも加わっており、そこでスタス・アリーから教えを受けていた。
大戦後期、とうとうジェダイがダークサイドの手先となって戦争を促進していると考えるようになり、ジェダイ聖堂で大規模な爆破テロを起こすに至った。一時はアソーカを犯人に仕立てあげるものの、結局アナキン・スカイウォーカーに真相を暴かれ逮捕されてしまう。
オーダー66の犠牲者になったとされている。
インナー・リムの惑星キフュ出身のキファーである。幼いころ、両親をアンザーティの盗賊団の手によって失っている。
ヴォスはナブーの戦いの直後、惑星ライロスで一度記憶を失い、フォースのダークサイドに近づいてしまう。そのため、彼はシスの暗黒卿ダース・シディアスやダース・ティラナスの関心を引く存在となっていた。クローン大戦では彼は共和国のスパイとしても活動したため、余計にダークサイドの誘惑にさらされることになる。
オーダー66でクローン・トルーパーの攻撃を切り抜けて生き延びることに成功している。
その後ヴォスは妻のカリーン・ヘンツと共に暮らし、コート・ヴォスという息子を授かっている。
多くのルーシアン・トゥイレック女性と同様に、アイラ・セキュラは美しく、官能的で、優雅でもある。細身ながらも筋骨逞しい体つきに豊満な胸、濃い空色の肌をした彼女は、極めて感情豊かであり、知的で衝動的だが、表面上は一切の怒りを感じさせず、その一方で、ときには小悪魔的な悪戯のセンスも持ち合わせていたのだ。
オーダー66でコマンダー・ブライはジェダイの将軍に対してブラスター・ライフルを向ける命令を下した。クローンは何のためらいもなくアイラに銃口を向け、不意を突かれたアイラは避ける間もなく不意打ちを食らい、悲劇の最期を迎えた。死んだ後もブライ達は発砲し続け、その美しい姿は見るも無残な姿となった。
共和国末期に活躍したジェダイ・マスターであり、柔軟なレックにカラフルな装飾を施したエキゾチックな美貌を持つエイリアン女性。
クローン戦争の最後の夜、ダース・ベイダーと化したアナキン・スカイウォーカーがクローン軍を率いてジェダイ聖堂を襲撃したとき、シャクは聖堂の中にいた。皇帝を僭称したばかりのパルパティーンの命令、オーダー66によって、ヴェイダー卿が「反逆者」であるジェダイに正義の裁きを与えると、聖堂はレーザー砲火に包まれる。瞑想中のシャクもこの奇襲の中で、ベイダーによって殺された。
ヨーダのNG版パペットを流用して制作されたため、髪色や髪型以外の点でも外見はヨーダと非常によく似ている。
EP1のジェダイ評議会の席に登場したジェダイ・マスターの1人。評議会を束ねるヨーダと同種族の女性ジェダイであるが、2人の故郷の惑星については謎が多い。
エピソード1からエピソード2の間の時期において内戦で混乱している惑星モワンの情勢を立て直す任務の際、犯罪王グランタ・オメガが放った大規模なガス爆弾からこの惑星の住民達を守るためにフォースで自らガス爆弾を吸収して死亡する。
ラニックという種族であるヨーダやヤドルほどではないが非常に小柄である。
クローン大戦中、ピールはローラ・セイユーで分離主義者のオシ・ソベックにより脱獄不可能の刑務所・シタデルにターキンやその他のクローンとともに幽閉されていた。やがてアナキンやオビ=ワンの率いるクローンの小隊が救出にやってくると、ピールとターキンその他数名は脱出に成功したが、ドロイド軍によりシャトルを破壊され、ローラ・セイユーからの脱出が不可能になったのだ。ピールは最期までドロイドと戦うが、オシ・ソベックの放ったクリーチャー、「アヌーバ」によって噛まれそのまま戦死してしまう。
シスピアシアンのオポー・ランシセスは、2本の腕を持ち、上半身は爬虫類のような皮膚に覆われ、顔は長く白い髪とも髭ともとれる毛で覆われていた。足はなく蛇のような下半身は、座るときとぐろを巻く。
クローン大戦が勃発すると、彼はクインラン・ヴォスを副官に選んでサルーカマイにおける作戦の指揮を執った。彼らは三個大隊を率いて彼の地に向かい、ジェダイの戦闘瞑想によって敵軍の意識を操作した。結果としてこの惑星における戦線は膠着し、五ヶ月が経過したときには消耗戦となってしまっていた。共和国軍は大胆な動きによって独立星系連合軍の計画を阻止することに成功するが、彼自身はソーラ・バルクの手に倒れた。
若く美しいジェダイ・マスターである。ガリアの家系はフォースが強く、同じくジェダイのスタス・アリーは彼女の従姉妹にあたる。弟子はシーリー・タチ。ジェダイ・マスターイーヴン・ピールがラニックでの戦闘でガリアの両親を救ったことから、ピールを尊敬していた。ガリアはライトセーバーを非正統的な逆手で使用する。
ガリアはオビ=ワン・ケノービと共に、復活したダース・モールとその兄弟・サヴァージ・オプレスの追跡任務に就いた。やがてガリア達はフローラムにある海賊・ホンドー・オナカーの本拠地でモール、サヴァージと戦うが、この戦いでガリアはサヴァージに角で貫かれ、その後ライトセーバーで殺されてしまう。
スタス・アリーは、同じくジェダイ評議員であったアディ・ガリアの従姉妹で、180cmという長身のジェダイ・マスターである。クローン大戦勃発時のマスターとなり、その後名誉ある評議員に昇格した。
オーダー66が発令され、当時部隊の指揮を任されていたコマンダー・ネイオはためらいも無くスタスの乗るスピーダーバイクに発砲。制御の効かなくなったスピーダーバイクは方向を変え柱に激突し、スタスは死亡した。
プーフは伝説的なマインド・トリックの使い手であり、相手の精神に働きかけて巨大な幻影を作り出すことができる。戦闘になると、敵対者の恐れる怪物を出現させたり、自分の体を何倍も大きく見せることによって、無駄な血を出さずに素早く勝利を勝ち取るのだ。彼も多くのジェダイと同じくライトセイバーを携帯しているが、暴力を使わずに抗争を解決することにより大きな喜びを感じている。
ソードマスターの異名を持ち、多くのジェダイを育てた。また、パダワンたちにライトセーバーの訓練を施すことも多い。そのほかゲーム版「シスの復讐」にも登場する。ボスキャラとして登場し、ダークサイドに落ちたアナキン・スカイウォーカーがジェダイ・テンプルを襲撃した際、一番弟子のセラ・ケトとともにアナキンと戦うことになる。
普段はコルサントのジェダイ公文書館の管理人として従事をしている老女で、ジェダイ・マスターである。以前はジェダイ評議会に10年間在籍していた偉大なジェダイ・マスターであった。その証として、管理人となった後でも腰にはライトセーバーが携えられている。
オーダー66が発令されたとき、可能な限り子ども達を避難させたが、努力もむなしく子ども達はダース・ベイダーによって切り倒された。ジョカスタは青色のライトセーバーを起動し応戦したが、ダース・ベイダーはジョカスタをフォースで吊り上げライトセーバーを胸に突き刺し殺害する。
人間種族出身の男性のジェダイで評議会メンバーで、大変優秀で過去に多大な功績のあったジェダイであった。
彼は来るべき脅威に備えるため他のジェダイに知らせずにパルパティーンと会合を行い、極秘でカミーノにクローン兵を大量注文し、その直後に、かつてのジェダイ・マスターで親友でもあったがシスに堕ちたドゥークー伯爵に殺されたとされている。
ヤレアル・プーフの死後、最高評議会に加わったトレバーの理性と見識は、仲間のジェダイたちからも大きな尊敬を集めている。彼は重大な惑星間紛争を幾度となく平和的に解決し、戦士としてよりもむしろ交渉者としての評価が高かった。だが、戦いが要求されれば、トレバーは共和国を守るためにライトセイバーを振るうこともある。
ジオノーシスでドゥークー伯爵との対決を試みたがドゥークーの雇った賞金稼ぎジャンゴ・フェットに射殺されてしまう。
コージアンの男性で、クローン大戦中に銀河共和国にジェダイ・マスターとして仕えていた、ジェダイ・オーダーの調査官。
彼はライトセイバーにも熟達しており、必要なときには青白い光刃を振るっていた。また、シヌーベはヨーダの古くからの友人でもあり、この小柄なグランド・マスターのクラスを訪れた際にはいつも挨拶をしていた。
スカステル星団出身のオングリーであるパブロ=ジルは、無法状態だったオード・マンテルに一時的な平和をもたらした功績によって名声を得ている。ジェダイ評議会は彼にパダワンを取るようにと薦めたが、彼はクローン大戦が勃発するまで一度も候補生の訓練を開始していない。