スターウォーズに登場するシスの暗黒卿達


帝国の勃興時代

ダース・シディアス、本名パルパティーン は、銀河共和国最後の元老院最高議長であり、銀河帝国の初代皇帝でもある。また、彼はダース・ベインの掲げた2人の掟に従った最後のシスの暗黒卿であり、銀河系の歴史上において最も強大なシス卿の一人であると考えられている。

正体はかつてクローン大戦で活躍したジェダイ騎士アナキン・スカイウォーカーであり、ルーク・スカイウォーカーおよびレイア・オーガナの実父。
ジェダイ時代の彼は、史上最強の騎士だった。
暗黒面に魅了され、オビ=ワンとの師弟対決の末、全身に火傷を負い、自然呼吸も不可能な体となってしまった。危機を察して駆けつけたパルパティーンにより救出され、サイボーグ化手術を施されて一命をとりとめる。
フォースの潜在能力は、生身の肉体の大半が失われすべて発揮できなかったがパルパティーンに暗黒面の攻撃的なフォースの使い方を学んだ事と、持ち前のライトセーバーの戦闘技術など高い実力を保持していた。

クワイ=ガン・ジンの師であり、クワイ=ガンの弟子であるオビ=ワン・ケノービは、いわば孫弟子にあたる。また自身はかつてヨーダのパダワンであった。その実力はジェダイの中でも群を抜いており、特に剣士としては対ライトセーバー戦用のフォーム「マカーシ」に習熟した達人として知られ、ヨーダやメイス・ウィンドゥらと肩を並べるとされていた。
ダース・シディアスに誘われ忠誠を誓い、「ダース・ティラナス」の名を与えられた。そして、シディアスの命令でドゥークーはナブーの戦いと同年に、親友のジェダイ・マスター、サイフォ=ディアスを殺害し、サイフォ=ディアスが極秘裏に発注していたクローン軍を自分の発注と置き換えた。

シディアスの命令でナブーのアミダラ女王を捜索する任務を与えられ、惑星タトゥイーンで女王一行を発見して急襲するが、女王を警護していたクワイ=ガンによって防がれ、捕らえられなかった。その後、再びクワイ=ガンとそのパダワン、オビ=ワンとナブーのシード王宮で対決し、宇宙船格納庫、エネルギー発生室で激しく戦って、クワイ=ガンを倒すことに成功する。ライトセーバーを蹴落としてオビ=ワンも追い詰めるが、クワイ=ガンのライトセーバーを使用したオビ=ワンによって胴を両断され、溶解孔に落ちて消えた。

ダース・プレイガスは、銀河共和国の末期に暗躍したシスの暗黒卿である。シス卿ダース・ベインがヤヴィンの戦いから1000年前に一師一弟子制と徹底した秘密主義を確立してから、表舞台に姿を現さなかった最後のシス卿である。そのため、多くのことが謎に包まれている。
プレイガスについて明確にわかっているのは、ダース・シディアス(銀河共和国元老院最高議長/銀河帝国皇帝パルパティーン)をアプレンティス(弟子)としていたが、シディアスに寝込みを襲われて殺害されてしまったこと、人間ではなくムーンというエイリアン出身の可能性が高いということだけである。

弟子にのみダース・テネブラスの名で知られていたルージェス・ノームは、ダース・ベインの系譜を受け継いだシスの暗黒卿である。打算的な知性を持ったビスのノームは、伝説的な宇宙船デザイナーとして銀河中にその名を知られており、一方でシス卿としての彼は未来を変える方法を追及していた。ダース・テネブラスとしての彼は、ダース・プレイガスのシス・マスターでもあったのだ。歴史上の多くのシス卿たちと同様に、ノームはそのシスとしての名称にダースの称号を冠していた。

ヤヴィンの戦いのおよそ1,000年前に存在した3つの目を持つミュータントのシス卿、シャドウ・ハンド、そしてダース・ベインの流れを汲むオーダーの後継者である。ダース・コグナスに師事したミレニアルはフォースが強く、未来を予見する能力を持っていた。しかし、彼とそのマスターはシスに関する多くの点で意見を対立させていた。
やがて、彼は激怒したマスターのもとを離れ、惑星ドロマンド・カスでダーク・フォース信仰を創設した。

イクトーチィのシスの暗黒卿である。彼女はダース・ベインのシス卿オーダーの一員だった。
あるとき、ダース・コグナスは突然変異の3つ目の人間、ダース・ミレニアルを弟子にとった。しかし、ミレニアルはダース・ベインの教えに反した行動をとり、その信念がコグナスを激怒させてしまう。ついに彼女はミレニアルを追放したのだった。ミレニアルは二人の掟には制限が多すぎると考えており、ドロマンド・カスでダーク・フォースの信仰を創設することになる。一方で、コグナスはベインが定めた道に留まり、新しい弟子をとることでベインのオーダーを存続させたのだった。

ラア(友人)が不幸にもジェダイ・スカウトによって殺されるのを目撃した。深い悲しみと怒りに打たれた彼女は、知らないうちにフォースのダークサイドに落ちて本能的にジェダイを殺害してしまう。彼女の怒りは戦争で唯一生き残ったシス卿、ダース・ベインの注意を引き、ベインは彼女を自分のシス卿のオーダーに入れ、最初にして唯一の弟子にすることを決めた。レインは幼年期と決別し、その代わりに本姓を受け入れ、ダース・ザナとなった。

ルーサンの戦いにおける唯一のシスの暗黒卿の生き残り。後に「ダース・ベインの教え」と呼ばれることになる「弟子は独立すると師匠になり、またたった一人だけの弟子に伝授する」というシスの教義を打ち立てた。
これは先の内部崩壊の反省から、シスの能力や教義はただ一人の弟子にのみ伝承すべきとの結論に達したからで、シスの「師匠」から「弟子」への一子相伝的システムを確立させた。

新共和国時代

ダース・ベイダーの孫に当たるシスの暗黒卿。ハン・ソロとレイア・オーガナ・ソロの長男ジェイセン・ソロとして生まれジェダイ・ナイトになり、ユージャン・ヴォング戦争では銀河系がユージャン・ヴォングに勝利するのに重要な存在となった。彼は家族と友人を裏切ってジェダイの規則に背き、混沌の銀河に秩序と安定をもたらすため、一度は守る側で戦った銀河連合自由同盟を恐怖政治で支配した。
彼は銀河連合自由同盟の支配のため、マラ・ジェイド・
を殺害し、もと弟子のベン・スカイウォーカーを拷問した。その他の虐殺を執行した彼は、ダース・カイダスとしてシス・マスターへ上り詰めるが、最期は双子のジェイナによって殺害された。

アシャラド・ヘットとして生まれた人間の男性であり、銀河共和国の弱体期にはジェダイ・マスターとして仕えていた。
彼はジェダイ・オーダーの崩壊を手助けしたシス卿ダース・ヴェイダ―の正体が、アナキン・スカイウォーカーであることを知った。
彼はシス卿ゾーザーンの指導の下、シスとしての訓練を受けた。彼はユージャン・ヴォングに捕えられて拷問を受け、ダークサイドに転向し、間もなく自身をドレッド・ロード、そしてシスの暗黒卿“ダース・クレイト”と宣言した。

皇帝のロイヤル・ガードで、空席となっていた銀河帝国の玉座を狙った野心的なシス卿。復活した皇帝パルパティーンが敗北した後、クリムゾン・エンパイアを率いる皇帝になった。ジャックスはダーク・レディ・オブ・ザ・シスを自称していたルミヤのふたり目のシス・アプレンティスであり、パルパティーンやダース・ヴェイダーがエンドアの戦いで死んだ後、彼女に仕えていた。ルミヤとジャックスは、惑星ボスザーダにいたダークサイドの預言者たちの最後の生き残りを壊滅させた。

旧共和国時代

優秀なジェダイの騎士であったが、師であるヴォド・シオスク=バスに反発し、自らの好奇心から失われたシスの遺産を求めてシスを深く研究するあまりに暗黒面に堕ちてしまった。シス大戦を勃発させ、当時のジェダイ・オーダーの活動拠点であった惑星オッサスを焼き払った人物である。激しい対戦の末、共和国とジェダイ側はかろうじて勝利し、エグザ・キューンは配下のマサッシの戦士を全滅させ自ら魂をヤヴィン第4衛星の遺跡中に封印した。その後彼が設立したシス・オーダーは壊滅した。

旧共和国の時代の、極めて強力なシスの暗黒卿。
シスたちの間で恐れられ、かつ賞賛され、彼らを服従させた、当時の世代でもっとも偉大なシスの暗黒卿と考えられていた。彼は100年にわたってシス帝国を厳しく支配していたが、その治世の詳細はあまり知られていない。

ハイパースペース大戦期のシス卿。マルカ・ラグノスの死後、ルド・クレシュと後継者争いを起こし、シスの暗黒卿を自称した。彼はシスの指導者であることを示す伝統的なダークサイドの毒虫のマークを額につけていた。

ハイパースペース大戦の時代に生きた男性のシス卿。
かつて銀河共和国の領土から追放されたダーク・ジェダイとシス種族の混血であるルド・クレシュは、強力なシス卿となるべく育てられ、最大のライバルであるナガ・サドウと衝突しあった。

フォースのダークサイドへと転向したために、死後何世代も、銀河系の歴史上の出来事に大きな影響を与えた。彼は惑星オッサスで生徒として訓練を開始したが、より大きな力に対する渇望が大きいナッドは、自分のマスター、マッタ・トレマインを殺害してジェダイ・オーダーとのつながりを断ち切ってしまう。オッサスから離れ、古代のシス帝国の中核へと向かった彼は、そこでダークサイドの知識という莫大な富を獲得する。フォースに従い密林の月ヤヴィン4にたどり着いた彼は、古代シスの暗黒卿ナガ・サドウの弟子になる。

ハイパースペース大戦へと続く時代を生きたシス卿である。
ダカンは自身の艦隊を、銀河共和国との戦争に備えて準備を行っていたシスの暗黒卿、ナガ・サドウに提供することを約束した。その後ダカンの艦隊はハイパースペース大戦においてシス侵略部隊に加わって戦い、ダカン自身も共和国の首都惑星コルサントへのシス軍の攻撃を指揮した。ダカンの軍隊は敵のジェダイと共和国の連合軍に数で勝っていたものの、敗北を喫してしまった。

マンダロア戦争やジェダイ内戦で重要な役割を果たした人物。ジェダイからシスへと転身したのち、再び銀河共和国の側で戦った。シスの暗黒卿だった頃はダース・レヴァンの名で知られ、他にも敬称であるザ・レヴァンや、蔑称の虐殺者レヴァン、またはザ・レヴァンチストといった別名や、放蕩の騎士という称号で知られた。

彼はジェダイ・オーダーでフォースの訓練を受け、仲間のジェダイからはスクィントというニックネームで呼ばれた。ジェダイ・ナイトになったアレックは、同じくジェダイで友人のレヴァンとともに、ジェダイの派閥を興した。彼らはジェダイ評議会に逆らい、共和国の戦争活動に力を貸した。
ふたりのジェダイは、そこで古代シス帝国の残存勢力を率いるシス皇帝と遭遇し、フォースのダークサイドへと誘惑され、シス卿になった。

ダース・マラックの従者たちに多く見られるように、ダース・バンドンもかつてはジェダイ訓練生の1人だった。
彼は自分の存在すべてを捧げ、ダークサイドとシスの教義を受け入れた。彼は、強大なフォースの力、本来の冷酷さ、そして力の探求における絶対的な非情さによって、即座に他の門弟たちから遠ざかっていった。やがてバンドンはマラック卿の計算高い目を引きつけることになるのだった。

暗黒大戦期のシス卿であり、シス三頭政治の暗黒卿。シス卿になる前はクレイアという名前だった。ジェダイ内戦の後、ダース・レヴァンのシス帝国の残存勢力を支配した。

シス卿になる前、彼は銀河共和国とマンダロリアン・ネオ=クルセイダーが繰り広げた戦争ですべてを失った。
ナイアリスはマラコアVのトライアス・アカデミーで彼女の弟子になることを受け入れ、やがて同時代の3人のシスの暗黒卿のひとりになった。

ダース・フォボスはシスの惑星コリバンで生まれた。彼女は驚異的な精神力を発達させたため、フォースを使って心の弱い者たちの精神を歪ませ、制御することことができた。彼女の主な能力は、敵味方を入れ替えて彼らを混乱させることである。また、彼女は戦う際に赤い双刃のライトセイバーを使っていた。彼女は狡猾で邪悪であり、力を手に入れるために多くのライバルを殺害してきた。やがて、シスの仲間たちはフォボスを裏切り、彼女を殺そうとしたが、フォボスは生き延び、故郷から逃れたのである。

ジェダイ・オーダーに在籍していたときから古代シスの様々な知識について研究していたファニアスは、さらに新しい知識を渇望していたのだ。彼によるシスの教義と知識を復活させようという努力は、後のカーン卿やダース・ベインの行動の礎を築いたとも言われている。その後、彼は密かに多数のシス氏族と団結し、おそらくは旧シス大戦を逃れて新シス帝国を樹立した。そして第4次大分裂と呼ばれる出来事の後、50人のジェダイ・ナイトが即座に彼に追従し、新シス・オーダーとフォースのダークサイドへの忠誠を誓ったのである。

プラキスの不滅の神王とも呼ばれ、古代にシスの暗黒卿として君臨したヒューマノイドの男性。不確かではあるが、彼は“ダース”の称号の始祖と見做されていた。

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