■世界中が待っていたスターウォーズの新作が公開された
アメリカ人気SF映画「スター・ウォーズ」シリーズの10年ぶりの新作「フォースの覚醒」が18日(2015年12月)に世界同時公開された。
同作は、『スター・ウォーズ』シリーズ7作目にして、全く新たな物語を描く3部作の第1章。
『エピソード6/ジェダイの帰還』から30年後。
砂漠の惑星で暮らす孤独なヒロイン・レイは、新型ドロイド「BB-8」やストームトルーパーの脱走兵フィン、伝説のパイロットのハン・ソロ、そして十字のライトセイバーを操るカイロ・レンらとの出会いによって、銀河を揺るがす壮大な運命へと導かれていく…。
主人公のレイをはじめ、脱走兵のフィン、赤く燃える十字のライトセーバーを振るカイロ・レンという新キャラクターは皆、若く、未熟で、危なっかしいが、その分、無限の可能性を感じさせ、まさに新たな歩みを始めたシリーズにふさわしい存在感だ。
■1977年から始まった作品で根強い人気で多くの人が劇場に集まった
『スター・ウォーズ』の第1作目が全米で公開されたのは1977年の5月25日。
公開日の何日も前から劇場の前に並んで待つファンの姿は「スター・ウォーズ」作品のオープニングにはお馴染みの光景といえます
10日前から待っている人も
映画のキャラクターに扮した熱狂的なファンも大勢駆けつけ、上映前から熱気に包まれた。
東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズには封切りを待ちわびていたファンが結集し、午後6時ごろの同館ロビーは約1500人がひしめくほどの大混雑となった。
■興行成績も新記録を続々と出している
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒(Star Wars: The Force Awakens)』が、公開初日夜だけで5700万ドル(約69億円)の興行収入を上げた。
1日で69億円。
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の初週世界興行収入が5億1700万ドル(約627億6000万円)であったことが明らかになった。
米国とカナダの北米週末興行収入も約2億4800万ドルに達し、過去最高だったジュラシック・ワールドを抜いた。
■世界歴代興行収入ランキングで1位のアバターを超える勢い
2009年に公開されたジェームズ・キャメロン監督によるアメリカとイギリスの合作映画。3D映像による劇場公開が大きく取り上げられた作品
革新的な映像技術が話題を呼び、世界歴代興行収入ランキングで1位となる27億8,796万5,087ドル(約3,345億5,581万440円)を稼ぎ出した大ヒット作だ。
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が、公開12日目で世界興収10億ドルを達成し、新記録を築いた。これまでの記録は、『ジュラシック・ワールド』の13日だった。
10億ドル突破
同社によると、公開からわずか12日間で10億ドルを突破した映画は過去になく、通算興行収入首位の「アバター」(27億8800万ドル)を上回るペース。
■実は興行成績がまだまだ伸びることが予想されている
思想的な審査に手間取るためなのか、中国では1年間に公開できる外国語映画は本数が限られており、「フォースの覚醒」も1か月遅れの公開という。
世界での熱狂はまだ当分続きそうだ。1月9日には、世界2位の映画市場である中国での公開が控えている。