【ネタバレ】スターウォーズ最新作『ローグ・ワン』あらすじ・ネタバレと考察


スター・ウォーズ最新作『ローグ・ワン』あらすじ

『エピソード3 シスの復讐』と『エピソード4 新たなる希望』の中間を描く本作は、『新たなる希望』オープニング・クロールにあった、「反乱軍のスパイは帝国の究極兵器に関する秘密の設計図を盗み出すことに成功した。」というたったの一文の間に、どのような壮絶な物語があったかが明かされる作品だ。

銀河全体を脅かす帝国軍の究極の兵器<デス・スター>。無法者たちによる反乱軍の極秘チーム<ロ―グ・ワン>に加わった女戦士ジン・アーソは、様々な葛藤を抱えながら不可能なミッションに立ち向かう。その運命のカギは、天才科学者であり、何年も行方不明になっている彼女の父に隠されていた・・・。

惑星を丸ごと破壊するほどの威力を持つ破壊兵器。
この開発の中心にいたのが、主人公ジン・アーソの父であり科学者のゲイレン・アーソだった。

ストーリーのネタバレ

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ジンの幼少期の場面から始まる。(正確には、ジンとそのの家族が暮らす星へと帝国軍の宇宙船が向かうシーンから。)
ジンは三人暮らしで、母と、父で科学者のゲイレンと暮らしていた。
父ゲイレンはかつて帝国軍の科学者だったが、辞めて(or逃げてきて?)辺境の星ジェダに暮らしていた。そんなゲイレンを連れ戻しに帝国軍のクレニック長官がやってきたが、ゲイレンは妻と娘(ジン)を逃がした後にクレニックの前に姿を現し、「妻はすでに死んだ。」そして帝国軍には戻らないと告げる。(このときゲイレンがジンに言った「私のスターダスト」という言葉が後に重要な役割を果たす)
ジンと共に逃走中のジンの母は、ジンにクリスタルでできたネックレス(お守り)を託してゲイレンの元に戻り、クレニック長官に銃口を向ける。子どもがいるはずだと考えたクレニックは、ジンの母を始末した後に子どもを部下に探させる。
ジンは必死に逃げ、洞窟のようなところの岩の下に隠れ、難を逃れる。(あらかじめ作っておいたと思われる秘密の隠れ場所、防空壕のような感じ)
どれくらいの時間が経ったか不明だが、突然隠れ場所の扉が開き、男がジンを救出する。この男が反乱軍の兵士、若き日のソウ=ゲレラだった。
直接的には描かれていないが、この後ジンはソウのもとで反乱軍の兵士として戦い、16歳のときに戦場に置き去りにされたようだ。

次のシーンは年月が過ぎ、大人になったジンが牢屋に入っているところから。
(後にかなり多くの罪を犯していることが判明する。いずれも反乱軍としての活動。)
護送車で運ばれている途中、車がゲリラに襲撃され、「(ジンの偽名)は居るか?」とジンを連れ去ろうとする。ジンは抵抗するが、素手では男性には勝てない。
連れ去られた先は反乱軍の総司令部で、お偉い人たちに「ゲイレンの娘だろう、あなたの力が必要だ」と説得される。ここで、ゲイレンが帝国の究極破壊兵器(この時点ではデス・スターという名称は反乱軍側は知らない)の開発の中心であることを知らされる。説得の末、ジンはふたたび反乱軍で戦うことに。

ジンの名前を出せばソウ=ゲレラの協力が得られるだろうと、司令部はジンをジェダへと派遣する。(ソウは反乱軍側であるが、無謀な戦い方などから司令部も手を焼いていたようだ)
ジンの監視役として付き添ったのが、将校キャシアン=アンドーとドロイドのK-2SO。(←帝国軍のドロイドを再プログラムしたもの)
ジェダに到着し市街を歩くジンに声をかけたのが、盲目の僧侶。これがチアルート=イムウェで、寺院の守護者をしていたが戦闘で寺院が破壊されたため物乞いのような状態になっており、ベイズ=マルバスと行動を共にしていた。話しかけようとするジンに、キャシアンは「関わるな」と言って引き離す。
そんな時、パトロールを行っていた帝国軍のストームトルーパーたちにゲリラ(ソウの配下の住民抵抗組織と思われる)が襲いかかり、戦闘に。身元を確認されそうになった二人(ジンとキャシアン)を助けたのが、チアルートとベイズだった。(チアルートは盲目だが割と強い。杖一本で銃を持った相手を次々と倒す)

カイロ・レンより強いんじゃないか

帝国軍からは逃れたが、ジン、キャシアン、チアルート、ベイズはゲリラに捕まってしまい、牢獄に繋がれる。彼らの隣の牢にいたのが帝国軍から逃走してきたパイロットのボーディー=ルックだった。ソウからの度重なる拷問で精神が崩壊しかけていた(拷問のシーンはあったが割愛。精神的にキツい触手攻めでした)ボーディーだったが、キャシアンから「ゲイレンを知らないか」と声をかけられ我に帰る。ボーディーはゲイレンから、ソウへのメッセージを託されていたのだった。
ジンは、ソウと感動の再会。ジンは置き去りにされた恨み言を言うが、他に手がなかったとソウは謝罪する。そして、ボーディーから受け取った、ゲイレンのメッセージをジンに見せる。ホログラムで現れた年老いたゲイレンは娘への愛を語り、ジンは涙する。ゲイレンは、表面上は帝国軍に従順な科学者を演じていたが、ずっと復讐の計画を練っていたという。デス・スター開発の中心者として、デス・スターの弱点を突けば崩壊するというプログラムをひっそりと組みこんでいた。その弱点とはリアクター部分であり、設計図は惑星スカリフの「シタデル・タワー」に保管されているという。その設計図を盗み出し、デス・スターを破壊してほしいと、ホログラムのゲイレンはジンに語りかける。ここでも「私のスターダスト」という言葉が登場する。伏線。

一方、ジンたちの滞在している惑星ジェダをデス・スターの性能テストとして破壊する計画が帝国軍で進められていた。(クレニック長官がターキンに怒られて逆ギレするシーンがあったが割愛。クレニック長官の管轄下であったデス・スターの開発が予定より数年遅れたことに対するもの。)
父からのメッセージを見て涙ぐむジン。時を同じくして、デス・スターからジェダに向けて破壊光線が発射された。衝撃波で建物が崩れ始め、ジンはソウと共に逃げようとするが、ソウは足が悪く走ることはできない、とジンを送りだそうとする。置いていけないと泣きわめくジンだったが、キャシアンに手を引かれ崩壊する建物から脱出。ベイズ・チアムートも牢獄を破壊し、ボーディーを連れて脱出。宇宙船へと戻った一行は惑星が崩壊していく中、辛うじてジェダを脱出した。ソウは建物内に留まり、衝撃波で死亡した。

デス・スターの完成を報告するクレニック長官。

船内でジンは父のメッセージの話をするが、それを見たものがジンとソウ(既に死亡)しかいなかったため誰もが懐疑的だった。それならばゲイレンを帝国軍から救出して証言してもらおうと、一行は帝国の兵器開発が行われている惑星へ。そこにゲイレンがいるはずだとの考えから。
果たして開発施設にはゲイレンの姿があった。同時にクレニックも。技術者を集め「この中に裏切り者がいる」と言うクレニック。誰も名乗り出ないので、技術者全員を射殺させようとした瞬間、ゲイレンは「自分だ」と進み出る。クレニックは頷き、ゲイレン以外の技術者を全員射殺する。(まさに外道)
父を連れ戻すため、ジンは施設内に侵入。キャシアンは「ゲイレンを殺せ」という反乱軍司令部の極秘命令にしたがって狙撃しようとするが、思うところがあったのか銃を下ろす。その時、反乱軍からの攻撃がやってくる。(キャシアンが攻撃を延期するように要請したが、間に合わなかった)爆発に巻き込まれゲイレンはジンの腕の中で息絶える。
惑星を脱出した一行。ジンは、お前が私をここに連れてきたせいで父が死んだとキャシアンを責める。命令には逆らえない、大義のためだと弁解するキャシアン。

ジンは反乱軍の総司令部に召喚され、設計図の奪取を試みるか否かの会議が開かれる。ジンに賛同し徹底抗戦を呼びかける者もいたが、帝国軍の科学者の娘であるジンの言葉は信じられないという意見や、兵器は完成してしまった以上もう手遅れだという意見に押されてしまう。結局賛同が得られなかったため、設計図を奪取する作戦は立ち消えに。しかしキャシアンを始め作戦に協力したいという兵士たちが十数名ほど名乗りを上げた。(「皆、大義の為に手を汚してきた者たちだ。」というキャシアンの言葉が印象的。)
ジン、キャシアン、ボーディー、ベイズとチアムート、そして兵士たち(あとK-2SO)は、反乱軍が帝国軍から奪った貨物船に乗り込み、司令部の制止を振り切って惑星スカリフ(設計図があるところ)へと向かう。

スカリフには一か所からしか入ることはできず、そこには厳重なシールドが張られていた。一行の乗っていた貨物船はもともと帝国軍のものであったため、多少怪しまれたが入ることができた。(このとき「コードは?」と尋ねられ咄嗟にボーディーが答えたのが「ローグ・ワン」だった。見事なタイトル回収)
スカリフの中心部にはシタデルタワー(設計図が保管されているところ)を中心として基地や発着場があり、”ローグ・ワン”の兵士たちは各エリアに時限爆弾を仕掛ける。爆発とその後の戦闘のどさくさに紛れてジンとキャシアンがタワーへ侵入、ボーディーが船を守ることになった。
クレニック長官もちょうどスカリフに来ており、司令部のようなところから、次々と爆発が起こるのを見たクレニックは慌てて軍隊を出動させる。
同じころ、ジンたちが無許可でスカリフへ向かったことに気付いた反乱軍は、総攻撃を仕掛けるため、母艦と飛行機部隊を派遣する。(これがエピソード4で活躍する飛行機部隊となる)

この兵器は脚を撃ち抜けばすぐ倒れる。そんな構造で大丈夫か?

このあと倒れる。

ジンとキャシアン(とK-2SO)はシタデルタワーへの侵入に成功。兵士を倒し軍服と武器を手に入れ、変装して最奥部のデータ保管庫へと向かう。(K-2SOが元・帝国軍のドロイドであったことも見かけ的に有利に働いた)保管されている膨大なディスクの中から、データベースを駆使して、K-2SOは設計図の場所を特定。(設計図のファイル名があの「スターダスト」だった。伏線回収。)ジンとキャシアンはロボットアームでディスクを取ろうとするが、侵入に気付かれシステムがダウン。ならば直接取りに行くしかないと、二人は身一つで保管庫に侵入する。そこへクレニックが現れ、キャシアンは撃墜される。ジンは柱の後ろに隠れて事なきを得、設計図のディスクをゲットする。

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