- 2024-03-21
イメージキャスターとは、ソロスーブ社が製造した手持ち式のホロプロジェクターの一種で、ホログラム映像を投影したり、通信したりすることができる装置です12。では、その特徴や歴史、舞台裏の情報を見ていきましょう。
イメージキャスターの特徴
イメージキャスターは、手の平に収まるほどの大きさの円盤型の装置で、網目模様のプロジェクター・プレートから湾曲した3本のアームが伸びています。このアームは、下方に回転させることでスタンドとして使うことができます。イメージキャスターには、100分程度の映像を記録することができますが、単体での通信機能は備わっておらず、他の通信装置に接続しなければなりません。コムリンクと接続することで、対面での擬似リアルタイム通信を行うことも可能です12。
イメージキャスターの歴史
イメージキャスターは、ナブーの侵略以前にソロスーブ社が製造した装置で、ジェダイ・オーダーのメンバーの標準装備でした。ナブーの侵略の際には、ジェダイ・マスターのクワイ=ガン・ジンがイメージキャスターを携帯しており、パドメ・アミダラ女王のナブー・ロイヤル・スターシップの映像を投影して、ジャンク商人のワトーとの取引に使いました12。その後も、クローン戦争の時代には、ジェダイたちはイメージキャスターを使って、ホログラム映像を送受信したり、作戦を立てたりするのに役立てました2。
イメージキャスターの舞台裏
イメージキャスターは、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』で初めて登場した装置で、ジョージ・ルーカスが考案したものです。イメージキャスターのモデルは、実際に撮影に使用されたもので、プロップ・デザイナーのガヴィン・ブーケが制作しました。イメージキャスターのデザインは、ジェダイのシンプルで機能的なイメージに合わせて、円盤型になりました。イメージキャスターのホログラム映像は、コンピューターで生成されたもので、撮影時にはイメージキャスターの上に青い光を当てて、ホログラムの位置を示しました3。
以上が、イメージキャスターについての紹介でした。イメージキャスターは、ジェダイのコミュニケーションや情報収集に欠かせない装置であり、スター・ウォーズの世界におけるホログラフィック・テクノロジーの一例でした。