- 2018-08-06
ドゥークー伯爵のライトセーバーは、湾曲した柄と緋色のブレードが印象的な武器で、ジェダイからシスに転向した彼の人生を象徴しています。
しかし、このライトセーバーはなぜ湾曲しているのでしょうか?
そして、どんな役割を果たしたのでしょうか?
それでは、見ていきましょう。
ドゥークー伯爵のライトセーバーの特徴
ドゥークー伯爵のライトセーバーは、標準的なものとは異なる湾曲した柄を持っています1。
このデザインは、ドゥークーが熟練していたライトセーバー戦の伝統的な型である“マカシ”に適しており、正確な剣さばきや突きや払いといった攻撃の精度を上げる効果がありました2。
また、柄の先端にはエミッター・ガードと呼ばれる突起があり、ブレードを一時的に短くするトリガーも備えていました3。
柄の素材は合金でクロミウムのめっきが施されており、内部には緋色のカイバー・クリスタルが内蔵されていました4。
ドゥークー伯爵のライトセーバーの歴史
ドゥークー伯爵は、ジェダイ・マスターになった後に自らこのライトセーバーを作成しました。
彼はジェダイ・アーカイブでライトセーバー製作に関する記録を研究し、自分の好みや戦闘技術に合った武器をデザインしました。
しかし、彼はジェダイ騎士団から離れてフォースのダークサイドに転向し、シスの暗黒卿ダース・タイラナスとなりました。
その際に彼は自分のカイバー・クリスタルを赤く変容させてライトセーバーを再構築しました。
ドゥークー伯爵はこのライトセーバーを使って多くの戦闘に参加しました。
彼は『エピソード2』でオビ=ワン・ケノービやアナキン・スカイウォーカーと対決しました。
また、『エピソード3』ではパルパティン皇帝の命令でグリーヴァス将軍にこのライトセーバーを預けましたが、後に再び手に入れてオビ=ワンやアナキンと再戦しました。
しかし、この戦闘で彼はアナキンに敗れて両手と両足を切断され、最後はアナキンに首を刎ねられて死亡しました。
その際に彼のライトセーバーはパルパティンによって回収されました。
ドゥークー伯爵のライトセーバーの制作の舞台裏
ドゥークー伯爵のライトセーバーのデザインは、インダストリアル・ライト&マジック(ILM)のアート部門のアシスタントだったルール・ロブレスという人物が発案したものです。彼はフィリピン武術を嗜んでおり、フィリピンや他のアジアの国の剣をコレクションしていました。彼はそのコレクションを職場に持っていき、ジョージ・ルーカス監督に見せました。ルーカスはその中からバロンという湾曲した剣を選び、ドゥークー伯爵のライトセーバーの参考にしました。また、ロブレスが出したアイディアの中には、後にアサージ・ヴェントレスのライトセーバーに転用されたものもありました。
以上が、ドゥークー伯爵のライトセーバーについての紹介でした。
このライトセーバーはドゥークー伯爵の個性や魅力を表現する武器であり、ファンにとっても印象的な存在だと思います。
湾曲したデザインや緋色のブレードは、彼の優雅さや邪悪さを際立てています。
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