- 2018-08-01
こんにちは。マスター・テッドあらため花金・チドリウォーカーです。
かねてからの予告通り、縮尺についての記事を書きます。
今回はホントに個人的に調べたもの、なので多くの人にとっては何の役にも立たないものであることは確実!なんですが(笑)
しかもオチが酷いことになっています。
でもまあ、1年以上放置するわけにもいかないのでしっかり書いていきますよ!!
役に立った!って人が一人でもいると面白いのですが、ごくごくワタクシ個人のための記事なんで(笑)
いいわけはこの辺にして、進めていきますか!
3Dプリンタのデータ
プラモデルに限らず、世の中の「モデル」ものには縮尺、スケールというものが存在します。
それは前回の記事で書いたとおりです。
縮尺を統一したものを並べてたら世界観がわかるような気がして楽しいんだよな。
上で「プラモデルに限らず」と書いたのには理由がありまして。
3Dプリンタで印刷するためのモデルというものが世の中では配布、もしくは販売されております。
スター・ウォーズものはディズニーの著作物なので本来はよくない行為なのかもしれませんが、有志の方々がガチで作成したモデルにはお金を払っても欲しい、と思わせるものがありますわ。
参考までにサイトを紹介しておくと。
こちらがフリーのものが多いところ。
検索キーワードを「starwars」としたリンクになってます。
眺めているだけでも楽しいですよ!
キーワードを変えるともちろん多くの作品がヒットするので飽きません。
ワタクシもガンダムマーカーエアブラシシステムのデータとかをここにアップした方がいいのかもしれませんね。
お次は有料の所。
検索キーワードを「starwars 3d print」としていますので見やすくなっているはずですよ。
こちらも検索キーワードを変えると楽しいですが、完成品も多く登録されているため3Dプリントのファイル形式である「STL」ってキーワードのほうがいいのかもですね。
他にもサイトはあるのですが、ワタクシはこのEtsyでばかり買い物します。
そしてこれからが本題。
ゲットしたデータですが、スケールがわからないのですよ。
だったらいったん印刷してみて、計算すればいいのですよね!
で、前回の記事のサムネイル画像に繋がったわけです。
購入したのはN-1スターファイターとIG-12。
あ、両方ともマンダロリアンのシーズン3からだな。
N-1スターファイター
まずはN-1スターファイターから。
マンダロリアンのシーズン3バージョンということで、グローグー坊ちゃんの入るソケットはアストロメクドロイドが再び載れるようになっています。
対象のアストロメクドロイドは言わずと知れたR5-D4。
コイツの頭部であれば比較対象がいくつかあるし。早速印刷しましたよ。
頭部よりも胴体のほうが測定しやすくていいんだけどな。
この3Dデータには胴体がついていなかったので頭部で。
ちなみにRシリーズアストロメクドロイド、というか代表のR2-D2の胴体のサイズがいくつか、AI様に訊いてみました。
海外サイトも参考にしましたが、R2-D2の胴の直径については、やはり正確な数値を見つけることができませんでした。しかし、あるサイトでは、R2-D2の全高は43インチ(約109センチメートル)で、胴の直径は18インチ(約46センチメートル)と書かれていました¹。このサイトでは、自作のR2-D2を作る方法が紹介されています。もし興味があれば、ぜひご覧ください。
(1) Full Size R2D2 on a Budget – Instructables. https://www.instructables.com/Full-Size-R2D2-on-a-budget/.
(2) R2-D2 Dimensions & Drawings | Dimensions.com. https://www.dimensions.com/element/star-wars-r2-d2.
(3) R2-D2 – Wikipedia. https://ja.wikipedia.org/wiki/R2-D2.
まあ、よくわかんないのですねえ。
最初の比較対象はバンダイの1/12。
このブログスタート時期くらいに作ったもの。
まだ幼かったパダワン・モモが最初に部品を全部切り離していたためか行方不明部品が多く、ブログに登場する機会がありませんでした。
機械系エンジニアなのにいい加減な測り方ですが。
これは写真撮影用で、裏では真面目に測ってますからね!!
とんがり部分の外径は37.1mm。
1/12なので12×37.1=445.2。
445mmくらいがホンモノのとんがり外径ではないかとアタリをつけます。
先のAI様の回答的にもいいんじゃないのかな?
続いて1/72のXウイング・スターファイターに付属のものを。
これは当ブログに登場していました。
R5-D4付きだったんだよな。
1/72なので72×5.5=396
あれ?396mm?
やたら差があるけど・・・・。
とりあえず中間をとって、とんがり外径は420mmってことにしましょうか。
ついでにメタコレのR5-D4も。
420÷20.5=20.48
メタコレは1/20くらいなんだと判断してよさそう。
いよいよ本命の3Dモデル。
420÷27.5=15.27
ということは、1/15なんでしょうか!
ちょいと怪しいけど、まあそれでいこうぜ!!
撮影に使ったオールスターキャスト。ありがとうございました。
IG-12
お次はIG-12です。
IG-11の頭部から割り出せばいいんじゃないかと思ったのですが。
S.H.フィギュアーツのIG-11とブラックシリーズ6インチフィギュアのIG-88では↓に書いたように明らかなサイズ差があります。
よって、ワタクシの福岡アジトでもサンプルが多そうなグローグー坊ちゃんのほっぺサイズで比較しようと。
耳のところで比較することも考えたのですが、耳の位置によっていといろ変わりそうなので安定していそうなほっぺの幅を測っていきます。
トップバッターはS.H.フィギュアーツのもの。
商品検索しても出てこないと思ったら、この頃はグローグーではなくてザ・チャイルドだったよ。
他の記事の写真にはまあまあ登場するのですが、ブログを書くのが面倒な大変な時期だったので単体記事がありません。
S.H.フィギュアーツはだいたい1/12スケールだと言われていますよね。
よって、12×10.7=128.4
128mmくらいでしょうかね!
お次も面倒な大変な時期だったので記事を書いていないやつ。
バンダイのプラモデルです。
発売と同時に買って棚に積んでいたのですがこの記事のためにはじめて開封しました(笑)
ランナーの状態ではなかなか猟奇的でこわいぞ。
ふむ。33.2mm。
1/4なので4×33.2=132.8
なるほど。
そしてこのプラモ、1/12のものも入っているんですよ。
10.8mmか。サイズ的にはS.H.フィギュアーツと同じですな。
12×10.8=129.6
この際、3つのモデルの平均値でいいことにしましょうや。
(128.4+132.8+129.6)÷3=130.3
ということで、ほっぺの幅基準サイズは130mmにします。
3Dモデルだと27.5mm。
130÷27.5=4.7
なんか変だけど、1/4.7ってことですかね。
これらの結果をもとに、データのスケールをいじって印刷すればいいってことがわかります。
例えば1/12のIG-12が欲しかったら4.7÷12=0.39で。
既存のデータを0.39倍すれば求めるものができるワケですよ。
やった!安泰!!
オチ
ふとEtsyのページを見ておりましたところ。
N-1スターファイターが別の販売者さんより出品されておりました。
そこに画像があったのでよくよくみると。
これ、グローグー坊ちゃんが載ってるから違うじゃんと思われましょうが。
ワタクシ、このバージョンのデータも入手しておりパーツ内容がほぼ同じってことは把握しているのです。
ああ、1/16だったか・・・・。
16×27.5=440
あ、1/12プラモデルの値に近いね。
ってことはIG-12もあるんじゃ?と探したところ。
1/4ですかい!
きっとグローグー坊ちゃんの機嫌によってほっぺのサイズが変わるから生じた誤差なのでしょう。
ということは。
1/72のN-1スターファイターを作るときは16÷72=0.2222で22.22%にすれば良くて。
1/48のN-1スターファイターを作るときは16÷48=0.3333で33.33%にすればいいわけですね。
ブラックシリーズ6インチフィギュアとかと並べるためにIG-12を印刷するときは
1/12なので4÷12=0.3333で33.33%に設定するのだ!
今度こそ安泰なのだ!!
さらなる壁
スケーリングにて印刷すればだいじょうぶ!ということは無駄な検証しながら進めてきたこの記事の通りなのですが。
まだ印刷時の問題がありまして。
それはパーツの細かさ、です。
例えばN-1スターファイターで1/72で印刷するとき。
右上の2の部品。14本印刷するのですが、これジョイントです。
1と3を繋ぐ際とかに使うのですが、1/72だったら1と3は一体で印刷できちゃうんですよ。
マンドーも手足バラバラじゃなくて、一体で印刷したいもんなあ。
IG-12にしても一番右にあり小さい部品をあらかじめ組み立てた状態で印刷できるといいよなあ。
3Dプリンタのデータ形式であるSTLファイル、そこそこ扱いが難しいのですよ。
3D-CADのようなソリッドではなく、メッシュ状のデータだから、というのがその理由です。
これがソリッドデータだったら3D-CADを使って一気にアセンブリ(組立)ができるのですが。
そのあたり、コレはいい!って技術にまだ出会えていないんですよ。
そう、これが当ブログが技術ブログへと変遷するきっかけでもあった(ウソ)。
この記事は私が書いたとです!
マスター・テッド
まいにちたのしく!