- 2016-04-08
今回は、スター・ウォーズの世界に登場するシャトルの中でも、特に有名なラムダ級 T-4A シャトルについて詳しくご紹介します。このシャトルは、帝国軍の高官や兵員の輸送に使われた多目的軽宇宙船で、その優雅なY字型の翼が特徴的です。この記事では、ラムダ級 T-4A シャトルの構造や性能、歴史や登場エピソードなどを解説していきます。
ラムダ級 T-4A シャトルの構造と性能
ラムダ級 T-4A シャトルは、シーナー・フリート・システムズ社とシグナス・スペースワークス社によって開発されたシャトルです。全長は20メートルで、最高速度は大気圏内で850キロメートル、宇宙空間で50 MGLT(メガライト毎時)です。ハイパードライブも搭載しており、クラス1.0の能率で長距離の移動も可能です。また、多重型シールドと強化型デュラスチール装甲によって防御力も高く、武装としては前方に2基のツイン・レーザー・キャノン、後方に1基のツイン・ブラスター・キャノンを備えています。特別仕様のものでは、レーザー・キャノンの数が増えたり、クローキング装置やホロネット・トランシーバーなどの特殊装備が追加されたりしています。
ラムダ級 T-4A シャトルの最大の特徴は、その翼の形状です。このシャトルは、1枚の固定式上翼と2枚の開閉式下翼を持っており、飛行時には下翼を展開することで安定性と機動性を高めています。着陸時には下翼を折りたたみ、格納式の着床脚を出すことでコンパクトになります。また、機体前面からは伸縮式のランプが伸び、乗員や乗客の乗り降りを容易にしています。このシャトルは、20人以上の乗員や80トン以上の貨物を輸送できるだけでなく、内部貨物区画を客室に改造した個人用シャトルとしても使用されています。
ラムダ級 T-4A シャトルの歴史と登場エピソード
ラムダ級 T-4A シャトルは、銀河共和国の崩壊と銀河帝国の勃興に伴って開発されたシャトルです。帝国軍の高官や要人の輸送に使われることが多く、パルパティーン皇帝やダース・ヴェイダーなどの側近もこのシャトルを専用機として使用していました。このシャトルは、その重武装と高性能によって、護衛なしでの長距離飛行も可能でした。しかし、そのために反乱同盟軍の奇襲部隊にとっては、貨物を輸送しているだけなのか、あるいは帝国の要人を乗せているのか見極めることが困難でした。
ラムダ級 T-4A シャトルは、スター・ウォーズの映画やアニメ、ゲームなどに数多く登場しています。特に有名なのは、エピソード6『ジェダイの帰還』で反乱同盟軍が捕獲したシャトル<タイディリアム>です。このシャトルは、ハン・ソロやルーク・スカイウォーカーらがエンドアの月に潜入する際に使用しました。このシャトルは、帝国軍のコードを偽装して、デス・スター2のシールド発生装置のあるエンドアの月に向かうことに成功しました。しかし、その後は帝国軍の罠にはまり、シャトルは破壊されてしまいました。
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